きっかけはわかりませんが、ある日を堺に一晩でMacbookのバッテリーが完全に空になり、毎朝バッテリー0%の状態で起動するはめになりました。対応をしてしばらく経ちますがほぼ再現せず、一応は解決しているのでその方法を書き記しておきます。
環境
2020年MacBook Pro 13インチ。Intel Core i5、RAM16GB。
OSは当記事執筆時点でSonoma 14.4.1。更新が来たらすぐにアップデート。
その他インストール済のアプリについても基本的に常に最新。
日中は常に電源を接続。夜間は電源を抜いて、メニューからのスリープやシャットダウンをせずに蓋を閉じている(電源はiPadの充電に使用)。
セキュリティ関連の修正は早急に取り入れたいため、とにかく最新を心がけているのが災いしたのだろう。OSかアプリのどちらかを更新したことにより不具合か相性問題が発生したものと考えられる。
常駐しているものは以下の通り(メニューバーにアイコンが見えている範囲)
- Amazon Photos
- One Drive
- Google Drive
- Drop Box
- karabiner
- Time Machine
- Google 日本語入力
ほぼほぼ常時起動しているアプリ
- Chrome
- Safari
- メール
- LINE
- Spotify
- X(Twitter)
現象
充電100%の状態で充電ケーブルを抜き、メニューからのスリープやシャットダウンをせず蓋を閉じて一晩置くと朝にはバッテリーが空になりシャットダウンしている。
新品で購入してから2年以上この現象はなかったが、ある日を堺にほぼ毎日再現するようになった。
調査
アクティビティモニタのエネルギータブでバッテリーの使用状況を確認したが、これといって目立った項目は見当たらず。
よって、なんらかのプロセスが蓋を閉じたときのスリープを阻害していると想定した。
原因となるプロセスを絞り込むのは困難であるため、ローラー作戦で常用しているアプリを1つ落として一晩放置を何日か繰り返して当たりをつけることにした。
対応
ここからはアプリを一つ終了しては一晩放置を繰り返すわけだが、最初に疑ったのはChrome。本体ではなく拡張機能のどれかを疑ったが、そこまで切り分けるのは困難を極めるのでまずはChrome本体ごと終了して様子見。
これがはずれ。翌朝、Macは空腹で落ちていた。
そこから数日、次々に1つアプリを落としては様子見を繰り返したある日の朝、バッテリー100%のまま起動していた。
その晩、止めていたアプリはSpotify。主な原因はこれだった。
試しにSpotifyを起動(音楽再生はせず裏でプロセスが起動している状態)して数時間放置すると、明らかに数十%バッテリーが減っている。これは間違いなさそう。
経過観察
その日の最後はSpotifyを停止しておくことによってしばらく現象が起こることはなかったが、ある朝、またバッテリーが空になっていた。
そこからまた原因となっているアプリ探しが始まるが、Spotifyを停止していると再現が100%ではなくなるため本当の原因にはたどり着けていないのかもしれない。
その後何度か再現したときに試して効果があったのは、Chromeを停止する、LINEを停止するの2点。
つまり、SpotifyとChromeとLINEが完全に停止していればバッテリーが枯渇する現象は起こっていない。
完全に原因を特定できたわけではないが一応解決とし、当面は経過観察とする。
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