COMPLYのイヤーチップ。遮音性とフィット感が気に入って使っていました。しかし、いかんせんお高いので代替品を探していたところ、良さそうなものに出会えました。
COMPLY
有名なブランドで、確かに良いものだと思います。メリットとデメリットを書いてみますので、ご理解の上イヤーチップの基準として一度使ってみてはいかがでしょうか。
Amazonの販売ページはこちら(Mサイズにリンクしてます)→COMPLY
メリット
遮音性
低反発のウレタンをつぶして耳に挿入し、耳の中で膨らんでフィットするので遮音性はバッチリです。よくある耳栓と同じような素材ですね。ノイズキャンセリングの効果も純正品と比較してアップします。
フィット感
耳の形に合わせてくれるので、フィット感も抜群です。純正品と比べ物にならないくらいフィットするし、落ちにくいです。
デメリット
高価
3セットで4,000円強となかなかのお値段。1セットが1ヶ月もったとして3ヶ月で4,000円、1年で16,000円。
耐久性
数週間で劣化します。装着するとき指で潰して、耳に挿入する前に膨らみきるようになります。ただのスポンジのような感じになってしまい、フィット感が悪化し、落としやすくなります。
油っこい
新しいうちは油のような液体で湿っていて、結構ベタベタします。これが収まるころには潰れた状態で待ってくれなくなります。そうなったら交換時期です。
充電ケースに挟まる
純正品だと全く気にしなくてよかったのですが、COMPLYは充電ケースにしまうとき意識してまっすぐに入れないとイヤーチップの画像に示したあたりがフタに挟まって嫌な形に潰れて癖がつきます。
装着するときは両手
耳に装着するとき、ケースから取り出したら一旦ケースを置いて、片手でイヤーチップ以外の部分を持ち、反対の手でイヤーチップを潰して装着する必要があります。慣れれば片手で取り出してそのままイヤーチップを潰して装着できそうですが、外で落とすとベタベタしているので砂が付いたりして嫌ですね。
代替品を探す
COMPLYは性能的には非常に良くて、懐が許すならぜひとも使い続けたいところでしたが、やはり庶民にはちょっと厳しい。
そこで、同じようなウレタン素材で耳にフィットしてくれて、なるべく長持ちするものを探してみました。
色々見て回ったところ、低反発のウレタンスポンジの外側がシリコンゴムのような薄いプラスチックに覆われてるものが見つかりました。
イメージ的にはCOMPLYの外側に純正品が被っているような感じで、スポンジが耳に直接触れないので低反発な機能が長持ちするのに期待しています。
類似品が何種類かありましたが、値段などから1つを選んでみました。
KASOTT
はい。聞いたことありませんね。カソットと読むのかな?COMPLYの半額よりちょっと安いぐらいで買えます。
Amazonの販売ページはこちら(COMPLY同様、Mサイズにリンクしてます)→KASOTT
外箱のイメージ。
裏面です。日本語が怪しいですね。Mサイズを買いました。
箱の中身はこんな様子。
このケースはCOMPLYよりしっかりしてる気がします。安いのに。というか、ここはもっとコストダウンしてくれてもよかった。
ケースから出します。
黒い部分がシリコンゴムのようで実はプラスチック。オレンジの部分が低反発スポンジですが、カバーされているだけにCOMPLYに比べて非常に薄い。潰してもCOMPLYのように潰れて待っていてくれるように見えない。大丈夫か?これ。心配になってきます。
AirPodsに装着するとこうなります。
で、早速使ってみましたが、きちんと潰れて耳に入って、膨らんでフィットしてくれているようです。
追記:しばらくCOMPLYと同じように潰してから装着していましたが、やはり潰してから装着するまでに元の形に戻ってしまっていたようです。つまり、わざわざ両手を使って潰すことに意味がありませんでした。潰さずに耳にねじ込むことでいい感じに潰れてフィットし、体温で膨らんで固定されます。片手で純正品と同じ感覚で使えて、フィット感と遮音性は純正品以上と言えそうです。
意外なことにCOMPLYと遜色ないフィット感。首を振ったりしても落ちる気配がありません。ヘタったCOMPLYよりフィットしてます。
遮音性も問題なし。ノイズキャンセリングのかかり具合も問題なし。いいかも!
ケースに入れるときも、表面がツルツルした素材なので変に挟まることもなさそうです。
あとは耐久性が気になるところですが、しばらく使ってみてこの記事に追記する予定です。
純正品、COMPLY、KASOTTの比較
並べてみました。ちょっとこれまた見づらい写真で申し訳ない。
左からApple純正品のS、L、M。次がCOMPLY、一番右がKASOTTです。台紙に乗ってないのは全部Mサイズです。
Mサイズ同士なら見た目の寸法はほぼ同じですね。
長々と書きましたが、イヤーチップによる聞こえ方の違いは伝えようがないですね・・・。
まぁでも数あるイヤーチップの中でお値段そこそこで良さげなものにめぐりあえたのでご紹介してみました。
2024年11月1日追記:KASOTTの耐久性
この記事を最初に書いたのが2024年9月15日なので、約1ヶ月半で1つ目が終わりました。
使用頻度としては平日9時から18時ぐらいの間はつけっぱなし、休日はほぼ使わないといったところ。
そもそもKSOTTは潰れる素材が少ない、つまり潰れたところから元に戻るスピードの変化を目視できないので、見た目では全くヘタリ具合が分かりません。
では何を根拠に終わったと判断したかというと、耳に装着していて、特に大きく頭を動かしたわけでもないのに耳からポロッとAirPodsが落ちたんです。
一度落ちたらその後はまぁまぁの頻度でポロポロ落ちるようになり、ヘタったかな?と疑い交換してみることにしました。
交換してからは一度も落ちていないので、やはりヘタると耳の中への密着具合が下がるんですね。
今回は家の中で座ってる状態で落ちたので肩で止まるか、床まで落ちても1mほどの高さなのでAirPodsが壊れることもありませんでしたが、外で運動中にとか満員電車の中で落ちたらと考えるとゾッとしますね。
イヤーチップがヘタってAirPodsが耳から落ちるという現象はCOMPLYではもちろん純正品でもなかったので、これは注意すべき点です。
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